【カビの予防と対策!!】カビを発生させる4つの条件を理解してカビを徹底的に退治しよう!!

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こんにちは、イチです。今回は、カビの退治方法についてくわしく調べました。

条件さえそろえば家のいたる所に発生してしまうカビ。

とくに梅雨の時期になると、気づくと発生してしまっているカビに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?

これらのカビは見た目が不快なだけでなく、健康被害を及ぼす可能性もあるため、普段から予防と対策を心掛ける必要があります。

この記事では、カビを発生予防と退治方法についてくわしくまとめていきます。

目指せ!! カビがいない心地よい生活環境です!!

目次

カビの発生予防とカビ退治が必要な理由はなぜ?

【カビの予防と対策!!】カビを発生させる4つの条件を理解してカビを徹底的に退治しよう!!

僕は、家の中に発生してしまうカビに対して嫌悪感しかわきません。

でも、部屋にカビが発生しても

別にカビが発生しても生活に支障がなければいいんじゃない?

なんて、あまり気にしない方もいるかもしれません。

そのような方のために、なぜカビが発生しないように予防と対策が必要なのかを説明していきます。

まずは、カビが厄介者だということを理解しましょう。

カビは健康被害を引き起こす可能性がある

【カビの予防と対策!!】カビを発生させる4つの条件を理解してカビを徹底的に退治しよう!!

カビは見た目の不快感だけではなく、健康被害を引き起こす可能性があります。

カビの胞子は空気中に漂っている状態で存在しているのですが、室内にカビが発生してしまうと、空気中に漂うカビの胞子の量はどんどん増えていくことになります。

その結果、そこで生活する方は、カビの胞子を常に大量に吸い込みながら生活することになります。

どれだけ健康な方でも、大量にカビの胞子を吸い込みながら生活することで、免疫反応が過敏になり、鼻水、咳、くしゃみ、皮膚や目のかゆみが引き起こされることがあります。

室内に漂うカビの胞子

カビの胞子は、空気中に漂いながら存在しています。

そして、家の中の発育条件が整った場所にたどり着くと、そこで発生し繁殖していきます。

また、繁殖することで、さらに仲間を増やすために胞子を飛ばし始めます。

そのため、カビが繁殖すればするほど、室内に漂うカビの胞子は大量になっていくことになります。

室内に漂うカビの胞子が大量になるということは、そこで生活する方は、常に大量のカビの胞子を吸うことになります。

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アレルギー体質の方や免疫力が低い方はとくに注意する必要がある

【カビの予防と対策!!】カビを発生させる4つの条件を理解してカビを徹底的に退治しよう!!

アレルギー体質の方や免疫力が低い方(低下している方)は、健康な方以上に健康被害が出現するリスクが高まります。

とくに、喘息などの既往がある方は、症状が悪化しないように注意が必要です。

また、健康な方でも、疲れやストレスなどによって免疫機能は落ちてしまうため注意が必要です。

アレルギー体質の方の場合

アレルギー体質の方は、もともとお持ちのアレルギー症状を悪化させてしまう可能性があります。

  • アレルギー性鼻炎
  • 気管支喘息
  • アトピー性皮膚炎 など

アレルギー体質の方は、健康な方よりもカビの発生に敏感になるかもしれません。

免疫力が低い方(低下している方)の健康被害のリスク

免疫力が低い方(低下している方)とは、おもに乳幼児、高齢者、病中、病後の方などのことです。

これらの方は、健康な方よりも、カビの胞子に対して免疫反応が過敏になりやすいです。

普段は健康な方でも、生活習慣の乱れ、過度のストレス、過度の疲れによって免疫力は低下するので注意が必要です。

アレルギー体質で免疫力も低下している方の場合は、とくにカビの発生に注意するようにしましょう。

カビの発生によって、様々な健康被害が出るのは問題です。

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カビの種類と4つの発生条件

家の中で発生するカビはひとつの種類ではなく、いくつか種類があります。

また、どこでもカビは発生するのではなく、カビが発生する条件を満たさないと発生することはありません。

家で発生するカビの種類

家で発生するカビについて、おもなものを下の表にまとめてみました。

カビの名前色・見た目主な発生場所特徴・健康リスク
黒カビ黒〜暗緑色
(斑点)
浴室
窓枠
壁紙
エアコン内
アレルギー
喘息
根が深く落ちにくい
ススカビ黒〜こげ茶
(ぬめり感)
浴室のゴムパッキン
シャワーホース
非常に繁殖力が高い
頑固でしつこい
アレルギー性鼻炎の原因になる
赤カビピンク〜赤
(ぬめり)
浴室
洗面台
トイレ
シンク周辺
酵母菌の一種
無害だが黒カビを呼び込む
青カビ青緑〜水色
(粉状)
食品(パン、果物)
壁紙
家具
食中毒
カビ毒(ミコトキシン)を出す種類も
白カビ
(アスペルギルス/トリコデルマ属など)

(綿毛状)
押し入れ
衣類

木材
見逃しやすく
湿った布類や本に発生しやすい

どのカビであっても発生予防と退治が必要です。しっかりカビへの対策をしていきましょう。

カビが発生するために必要な4つの条件

カビが繁殖するためには、4つの条件が揃う必要があります。

そして、その必要な条件とは、「栄養、水分、温度、酸素」の4つです。

この4つの条件が揃っているとカビは一気に繁殖していきます。

カビの発生条件 ①:栄養

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カビは様々な有機物を栄養源として発生します。

そのため、家に使われている建材はすべてカビの栄養分になります。

それに加えて、食べカス、ホコリ、髪の毛、皮脂、石鹸カスなど、日常的に存在する汚れのすべてがカビの栄養になります。

栄養の点から考えると、家の中はカビにとって繁殖しやすい場所と言えます。

カビの栄養源
  • 食べカス
  • ホコリ
  • 髪の毛
  • 皮脂
  • 石鹸カス など
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カビの発生条件 ②:湿度

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カビは、湿度が60%以上になると活動が活発化し、繁殖しやすくなります。

とくに、湿度80%以上の状態が続くと、短期間でカビが発生する可能性があります。

温度は20~30℃程度で、湿度が70%以上になると、とくに繁殖しやすくなります.

カビと湿度の関係
  • 湿度 60%:カビの活動が開始される。
  • 湿度 70%:カビの繁殖が加速。数ヵ月でカビが発生する可能性がある。
  • 湿度 80%:カビの繁殖がさらに加速。数週間でカビが発生する可能性がある。

湿度70%以上、温度20~30℃程度でにとくに繁殖しやすくなります。

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カビの発生条件 ③:温度

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カビが繁殖しやすい温度帯は一般的に20℃~30℃とされていて、とくに25℃~28℃が最も繁殖するとされています。

しかし、カビの種類によっては、0℃以下や高温でも生存するものも存在します。

カビの死滅温度
  • 熱湯 50℃以上:カビを死滅させる。
  • 熱湯 60℃以上:黒カビを死滅させる。
  • 熱湯 80℃以上:高温に強いカビを死滅させる。
  • 乾燥熱 120℃以上:カビの胞子を死滅させる。

カビの発生条件 ④:酸素(よどんだ空気)

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カビは酸素のある場所で生育する好気性微生物であり、カビが発生するために空気(酸素)は必要不可欠です。

そのため、酸素の無い状態では発生することはできず、食べ物などにカビが発生する場合には、酸素に触れる食品の表面に限られます。

また、カビは風通しが悪く、よどんだ空気の場所を好みます。

タンスやクローゼット、靴箱など、通気性の悪い場所はカビが発生しやすくなります。

靴箱に入れっぱなしの靴はカビが生えてしまっていることがあります。定期的に靴箱の換気を行い、靴を日に当てるなど工夫をしましょう。

\靴箱の除湿と脱臭をしよう!!/

カビの発生条件は理解できたので、次はカビを徹底的に対策していきましょう。

カビの発生は「風通し」と「除湿」で対策する

カビは、「栄養、水分、温度、酸素」の4つの条件が揃うことで発生します。

この4つの条件の中で「栄養」は、そもそも住宅建材がカビの栄養分になるので完全になくすことは不可能です。

また、カビの生育における「最適温度」は20~30℃ですが、人の生活する温度も、これに当てはまるので無理です。

残りは、「酸素(よどんだ空気)」と「湿度」です。

「酸素(よどんだ空気)」については、酸素を無くすことはできなくても風通しを良くすれば「よどんだ空気」にはならないようにできます。

加えて、「湿度」については湿度60%以上でカビは発生するので、それ以下の湿度になるように調整することもできそうです。

そのため、まずは、家の中のあらゆる場所の風通しを良くし、湿度を60%以下に保つようにすることが最適なカビ対策になります。

「酸素(よどんだ空気)」に対してはサーキュレーターを活用する

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カビは湿ったよどんだ場所を好みます。

そのため、部屋の換気をこまめに行い、空気を循環させることでカビの発生を予防することができます。

このときに便利なアイテムは「サーキュレーター」です。

サーキュレーターは、室内の空気の循環を促すために設計された電化製品です。

狙った場所に一方向に風を送り込むことができるので、空気の循環をさせたい場所に向けてサーキュレーターを稼働させることで、よどんだ空気を取り除くことができます。

部屋の隅や押し入れなど、窓を開けてもなかなか風通しされない場所には、サーキュレーターを使って空気を循環させることでカビを予防することができます。

サーキュレーターは扇風機と異なり、押し入れの隙間や棚裏などの風通しの悪い隙間に対して、空気を循環させるのに便利です。

「湿度60%以上」にならないように除湿器を活用する

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カビは湿度60%以上になると発生しやすくなります。

そのため、室内の湿度を常に60%以下にキープすることができれば、カビを予防することができます。

お風呂やキッチンなどの水まわりは、どうしても湿度が高くなってしまいますが、それ以外の場所であれば「除湿器」を使うことで湿度を一定に保つことが可能になります。

とくに、普段から洗濯物の部屋干しをされることが多い方は、部屋の湿度が上昇しやすいので、除湿器を必ず使うようにしましょう。

湿度が高い状態で洗濯物を部屋干しすると「生乾き臭の原因」にもなります。短時間で洗濯物が乾くように、部屋干しする場合には除湿器を利用するようにしましょう。

除湿器は、カビの発生を予防するためには必須アイテムです。部屋の湿度を下げることでカビを予防できるので、可能なら各部屋に配置しましょう。

とくにカビが発生しやすい3つの場所とその対策

カビが発生するためには、「栄養、水分、温度、酸素」の4つの条件が揃っていることが必要です。

家の中で、その条件を揃えている場所がカビが発生しやすい場所になるのですが、これには3つの場所が挙げられます。

それは、「浴室、キッチン、エアコン」の3つの場所です。

「浴室」のカビ予防と対策グッズ

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浴室は、カビの発生に必要な「栄養、水分、温度、酸素」の4つの条件が最も揃っている場所になります。

髪の毛やシャンプーカスなどの栄養に加え、湿度も温度も十分であり、閉め切っていれば空気もよどみます。

そのため、こまめに掃除をしていないと、あっという間に赤いぬめりが発生したり、黒カビが生えてしまいます。

常日頃の掃除に加えて、防カビアイテムを使用することでカビを予防することができますので、活用していきましょう。

しっかりカビやぬめりを掃除してから、防カビアイテムを活用するようにしましょう。

お風呂場の赤いぬめりは黒カビを呼び寄せるため、しっかりと掃除しておきましょう。

\「浴室」のカビ予防対策グッズ!!/

「キッチン」のカビ予防と対策グッズ

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キッチンは、調理をするため気温が上がりやすく、水や生ごみのあるため、カビにとっては天国です。

流しやキッチンまわりだけでなく、冷蔵庫などもきちんと掃除しておくことが大切です。

また、調理器具などは、清潔に保っていないと食中毒の原因にもなるのでとくに注意が必要です。

キッチンは生ごみによるコバエ対策もしっかりしておきましょう。

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「エアコン」のカビ予防と対策グッズ

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エアコン内部は、温度や湿度が高くなりやすいため、とくにカビが繁殖しやすい場所です。

エアコン内部にカビが繁殖すると、部屋全体にカビの胞子がまき散らされることになるので、とくに注意が必要です。

エアコン内部の洗浄は基本的に業者によるエアコンクリーニング一択になります。

その上で、カビの発生予防を目的に対策グッズを併用しましょう。

エアコンのカビ対策には、1~2年に一回のエアコンクリーニングを行うことが理想です。

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まとめ

カビは見た目だけでなく、人体にさまざまな健康被害を及ぼす可能性があります。

とくに、アレルギー体質の方は、健康被害のリスクも高まるので注意が必要です。

ただ、カビが発生する条件は分かっているので、カビの発生を防ぐための対策は簡単にすることが可能です。

カビが発生してしまってからは、掃除も大変ですし、まずは発生させないことを心掛けて、常日頃から対策を講じるようにしましょう。

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